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【2019年11月 写真展示のお知らせ】

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© Hidefumi Koike 2019

小池英文写真展「瀬戸内家族」

展示期間 2019年11月22日(金)~12月8日(日)
時間 13:00-20:00(水曜日定休)
場所 photo gallery Sai
553-0002 大阪市福島区鷺洲2-7-19
http://photo-sai.com/access.html
入場料 500円(高校生以下無料)


【写真展内容】
瀬戸内海に浮かぶ小さな島で妻は生まれ育ちました。
正月と夏休みには東京を離れ、彼女の島の実家で過ごす。
結婚して以来、それがわたしたち家族の毎年の決まりごとになりました。

そこで目を見開かされたのが、東京とは違うもうひとつの時間が島に流れていることです。季節のめぐりに寄り添った暮らし。親から子へ、子から孫へと受け継がれてゆく心と知恵。島という場所には人間の生活様式や行動形態が純粋に温存されていることが多いものですが、それが郷愁を超えて、未来を照らすひとつのパラダイムを担うのではないか。そんな問いに衝き動かされ、撮影を続けてきたのがこの「瀬戸内家族」です。

家族をモチーフに据えたのは、季節と同じようにそこに循環する時間が流れているように思われたからです。また大人以上に、自然や季節のなかに無心で心を開いてゆけるのは子供たちです。東京で生まれ育った子供たちが瀬戸内という風土とどのように交わってゆくのか。その姿を通して、人間にとって幸せとは何かをもう一度問い直してゆければと思います。

なお、本展示は2017年1月に惜しまれつつ閉館した「新宿コニカミノルタプラザ」の最終展示として催された作品になります。開催期間中には約2万人の来場者を集めた写真展「瀬戸内家族」。関西方面では今回がはじめての開催となります。



 

《関連イベント》

トークイベント「風土が育むものー通態としての文化」

日 時:11月22日 19時〜

参加費:1,000円(入場料+ワンドリンク+軽食付き)

出 演:小池英文(写真家)X 赤阪友昭(ギャラリー主宰)

申込み:akasaka.tomoaki(a)gmail.com まで ※(a)は「@」に書き換えてください。
メールのタイトルに「トークイベント希望」と記載の上、① お名前、② 連絡先(メール及び携帯電話番号)をお送りください。

 
 
 

【略 歴】

小池英文(こいけ・ひでふみ)

1964年 東京都生まれ。写真家。
都立高校を一年間休学し米・カリフォルニア州に渡る。現地公立高校を卒業後、アメリカ全土を旅する。大学卒業後は海外取材を繰り返し、写真と記事を多くの新聞や雑誌に発表。近年は国内にも目を向け、2017年に写真集「瀬戸内家族」(冬青社)を刊行。同作で林忠彦賞最終候補にノミネートされる。また現在同名のフォトエッセイを産経新聞に毎週連載中。