太平洋戦争末期、沖縄のアメリカ艦隊に向け九州各地から特別攻撃隊 <特攻隊> が出撃していきました。飛び立つ若い特攻隊員たちに娘たちが最後の別れに野の花を贈りました。九州と沖縄の中間に位置する喜界島は中継基地であり、給油や整備のため降り立つ隊員たちは、その花を持っていくのは忍びないとの思いからか滑走路脇にそっと置いたり、空から滑走路に花を投げ沖縄へ出撃していきました。終戦後、67年間滑走路周辺にその花が群生し、島の人たちは平和を願い「特攻花」と呼ぶようになり大切に見守っています。 19才から12年に渉り、特攻花と戦争体験者の方々を撮影取材してきました。いつまでも、特攻花を風化させないで!その思いから、今も写真を撮り続け過去の戦争という事実を受けとめ話が聞ける今を大切に取材にも取り組んでいます。 67年前から咲き続ける「特攻花」を通して橋渡しが出来ればと願い写真展を開催させて頂きます。
→ 8月3日(金)オープニング・パーティー 18:00 〜 参加費無料
→ 8月5日(日)トーク・イベント 13:30 開場 14:00 開演 参加費 500円
仲田 千穂 (なかた・ちほ)