《講義内容》 3月20日(日)「荒木経惟 ー 物語ソウル」 1984年中上健次との共同著作として出版した「物語ソウル」から10年以上を経て、ふたたびソウルへ。あのときの少女に出会えるような気がして…。荒木経惟が物語るソウルを再訪した旅の記録。その旅は「小説ソウル」としてスイッチ・パブリッシング社から2001年に発売された。 「この写真集を中上健次と李良枝さんに捧げよう」 荒木経惟 1982年~2001年の間、荒木経惟は7回にわたって繰り返し韓国を訪れた。その過程にあった中上健次と李良枝、そして市井の人々との邂逅―。荒木と新井が過ごした濃密なアジアの時間を貴重な映像とスライドを上映予定。また「荒木の写真術」と称して、雑誌『スイッチ』にて笠智衆、ビヨーク、瀬戸内寂聴など様々な肖像写真の現場に立ち会った荒木経惟の世界を語る。 ☆ 荒木経惟オフィシャルウェブサイト http://www.arakinobuyoshi.com 3月26日(土)「ロード・ムービー」 ゲスト:若木信吾(写真家) これまで2本の映画『星影のワルツ』、『トーテム - Song for Home』を監督し、世界からも高い評価を受けている若木信吾。彼の原点ともいえるアメリカを横断しながら撮影したロード・ムービーならぬオン・ザ・ロード・フォト『Let's go for a drive』を振り返りながら、路の途上で出会うことの意味をかつてのビートニクスたちへリスペクトをこめて新井と語る。 ☆ 若木信吾ウェブサイト http://www.shingowakagi.net 3月27日(日)「操上和美 ー 北への旅」 スイッチ25年、その軌跡をともに歩んだ写真家が操上和美である。キース・リチャーズ、ロバート・フランク、ウィリアム・バロウズ、アレン・ギンズバーグ、デニス・ホッパー、勝新太郎、緒形拳、大江健三郎、荒木経維、井上陽水、古今亭志ん朝、笠智衆など歴代のスイッチのカバーを飾った時代の寵児を写真家はどのように撮られたのか、写真論と同時に雑誌編集について語る。また今回は特別に初期のスイッチが制作したスイッチ歴代のテレビCM(操上和美撮影)を公開。他に井上陽水の故郷・田川までの映像や秘話を語りながら、操上写真の魅力を解説する。 ☆ 操上和美オフィシャルウェブサイト http://www.kurigami.net 4月9日(土)「アラスカへの旅」 ゲスト:川内倫子(写真家) 詩人谷川俊太郎と写真家川内倫子が南東アラスカへ旅をした。シトカからアラスカン・エアで乗り継ぎを繰り返し、フェリーで入り江を渡り、スーパーカブといわれる水上セスナで氷河を旅する。ジュノーの町で作家リン・スクーラーに森の案内を乞い、シトカの町ではボブ・サムの神話に耳を傾けた。朝になると淹れたてのコーヒーを飲みながら谷川俊太郎は詩を書き、川内倫子は針葉樹の彼方に広がる海にカメラをむけた。 幸福な7日間の旅、深くたゆたう詩人と写真家の軌跡。新井敏記のナビゲートによるアラスカへの旅にでかけてみよう。 ☆ 川内倫子関連ウェブサイト http://www.foiltokyo.com/gallery/artists/rinkokawauchi.html
《講義要項》
● 時 間:14:00〜16:30(休憩30分を含む) ● 定 員:各日40名 ● 参加費:3000円(ワンドリンク付/当日精算/クレジット不可) ● 参加受付:要予約。メールにてお申し込み下さい。
メール:info@photo-sai.com
① お名前 ② ご住所 ③ お電話番号 ④ 参加希望日を明記の上、「写真の寺子屋」係まで。メール受付後、受信確認メールをお送りします。